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学生指導を終えて(長文注意!!)

2012.10.17(23:45) 159

内容が長いです。

それだけ、今回の実習では考え、感じることが多かったです。











ちょっと前ですが、2名の長期実習生が無事に合格で実習を終えました。

内1名はケースバイザーとして関わる中で様々なことを考えさせられました。


初めて10週間という長期間関わる中で、

私自身また、病院の問題も浮き彫りになる形となりました。


まず、私自身学生指導で関わる中で心掛けていることは、

私の意図を学生に汲み取らせすぎない。ことです。

簡単にいうと、私のレポートを学生に作らせない。


フィードバックで指摘した内容をそのまま訂正。

その繰り返しになると、いったい誰のレポートとなるのか?というお話。

しかしこの考えは、単に答えを述べるといった表面的な指導をしないため、

学生が非常に苦労すると思います。

なんせ、アドバイスを学生自身が解釈しなければならないため、

当然、解剖学や生理学などのベースが必要になります。

そこがしっかりしていなければ、気付きが得られないからです。

しかしそれを学生自身が患者さんと向き合う中、何を感じ、何を思うのかをレポートで表現させる。

私自身学生指導に携わる中でのミッションだと思っています。

要は、自分で考えられる学生、セラピストに育ってほしい。

その意識を学生の時から持っておくこと。


しかし、現実はそういうわけにいかないようで、

一緒にいる学生が、昼休み寝ていると一緒に寝てしまったり、

忘れ物をしても言い訳をする姿をみて、緊張感をなくしてしまったり、


レポートを前の実習生が使っていた内容そのままであることもありました。



それもこれも、レポートという存在で学生自身がバイザーに評価されているという

恐怖心から来るものではないかと思いました。


しかし、レポートを提出してもらわなければ、なんとなく患者さんのリハビリをするだけとなり、

こちらも指導の内容が薄くなってしまいます。


もちろん、レポート作成には、パソコン操作の技術や言葉の表現など、

直接、医学と関わりの薄い範囲で、重要視されていない能力において、

学生はかなり時間を要してしまいます。


そのため、レポート作成そのものが分からなかったり、

ちぐはぐな文章で、伝達力のない内容となり、


バイザーである自分自身なんのためのレポート作成であるのかを見失いかけました。



そういった、学生の能力的な側面以外に、

私たち病院側の問題もあります。


それは、職員全体の意識統一がなされていないこと。

何が、基準線なのかを明確に出来ていないと、

セラピスト一人ひとりの意見に学生が振り回される結果となります。


実例で挙げると、

学生が昼休みトイレで隠れて寝ていました。

それを見て、一部のセラピストは

「実習中に寝るのは緊張感がない。」


また別のセラピストは、

「寝ることで集中力が回復すれば、いいことではないか?」



寝るという行為自体を私たちセラピストが学生時代経験した内容により、

基準線が異なってしまっていたため、

その行為自体を指摘することができなくなり、

結果、何をするにしても自由にしてしまう。


そうなってくると、責任がかかってしまう。

学生一人一人の能力は当然異なってくるため。

全員に対してその対応は間違っていると思う。


しかし、それもこれも、意識が統一されていないため、

結局あやふやなまま、担当指導者に任せるという形態で実習が進行。



さすがに、昼休み抜け出して携帯電話をいじっている姿を見て、

主任に相談しましたが、

「気付いたものが指摘するように」

とのこと。。。。



基準が違うのにこの判断はまた、負の連鎖を生じさせるだけ。

結局これでは、学生に指摘することが億劫になり、

「自分が指摘しなくても誰かがするだろう」

という、他人任せの雰囲気の中、誰が学生の責任を持つのかすすら、

曖昧なまま、実習を進めることになりました。



ただ単に、学生に症例を担当させ、評価させ、治療させ、レジュメ発表して

実習終わりの流れ作業のままでは、

私自身の成長にもなりえないし、

学生自身が実習のための実習対策といった、

その場、凌ぎの考えしかもてなくなってしまっている。


その期間は臨床に出るまでのわずかな期間であるが、

私はそこで、学生という視点で様々な患者さんや病院スタッフと

交流する中で自分なりの基準を持つことができました。


それは、今でも誇れるものであり、そこがベースで成長を続けています。



いかにして、実習を終えられるかではなく、そこで何を学ぶことができるのか?

考えさせられなければならない。

そうするために、個々の意識改革から組織の統一を図らねば、

対応する環境として乏しいといわざるを得ない。。。



実習で成長するのは学生だけではなく、実習指導者も同じこと。

しかし、それはお互いの気持ちが重なった時、初めて良い実習だったと思える。




そう考えると、今回の実習では言われたことをこなす実習生と

それを変えられなかった病院側の気持ちがずれていて、

ただ単に実習を終えさせてしまったという気持ちがあります。



これが、学校側からすれば、まじめな学生かもしれないが、

今後、理学療法士として資格を取得した時、

自分をいかに築き上げられるのか?



そこまで考えさせるようには学校指導ではないとおもう。

いかに本質を考え、自分の最良な方法を常に考えられるのか?

自分の今後の課題です。



正直、いまの病院側の意識統一が図れないようでは、

実習を受けるのは失礼だと思います。。。













これからもよろしくお願いします。


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